服に血液がつくと、目立ってしまうものです。きれいに汚れを落とすためには、適切な洗剤を使って洗う必要があります。そこで本記事では、服についた血液の落とし方を紹介します。外出先で血液汚れをつけてしまった場合の応急処置法や、時間が経ったときの対処法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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血液がついたらすぐに洗うことがポイント

服などに血液がついた時は、すぐに洗い流すことが大切です。血液にはタンパク質成分が含まれているため、時間が経つことによって酸化が進み、凝固してしまいます。タンパク質が固まる前に、できるだけ早く洗濯することを心がけましょう。

服についた血液の落とし方

ここからは、服についた血液の落とし方を紹介します。

中性洗剤

服に血がついた際の基本の落とし方は、液体の洗濯洗剤や台所洗剤などの中性洗剤を用いる方法です。中性洗剤は、時間が経ってシミになってしまった血液汚れにも効果を発揮します。

 

血液で汚れた部分に直接洗剤を塗布して、つまみ洗いしましょう。汚れがひどい場合には、小さなブラシなどを使って軽く叩くのも効果的です。汚れが落ちたら、通常通り洗濯機で洗ってください。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダとは、炭酸ソーダと重曹の中間の性質を持つ、アルカリ性クリーナーのことです。スプレーに入れたセスキ炭酸ソーダ水を、血液が付着した部分に直接吹きかけて、優しくもみ洗いしましょう。粉末タイプのセスキ炭酸ソーダを使用する場合は、水600mlに対してセスキ炭酸ソーダを小さじ2ほど混ぜ、そこに汚れた衣類をつけ置きしてください。仕上げは、普段通り洗濯機で洗いましょう。

酸素系漂白剤

頑固な血液汚れには、酸素系漂白剤を使って対処しましょう。最初は水でよくもみ洗いし、できるだけ血液のシミを落とします。シミの部分に酸素系漂白剤を塗布したら、さらに漂白剤を溶かした水に2〜3時間ほどつけ置きしてください。仕上げに、洗濯機で洗って完了です。

服に血液がついたときの応急処置方法

外出先で服に血がついてしまい、すぐに洗うことができないという場合は、乾いた布やハンカチで血液を吸い取りましょう。その後、ティッシュやハンカチを濡らし、血液のシミを移すようなイメージで繰り返し叩きます。輪染みを作らないためにも、外側から内側に向けて叩いてください。帰宅したら、速やかに洗濯しましょう。

時間が経ったときの対処方法

時間が経っている場合は、汚れが染み付いていることが少なくありません。洗濯用の桶やバケツに、水と適量の漂白剤、漂白剤と同量の重曹を混ぜて入れます。シミになった部分を1時間程度つけ置きし、洗濯機に入れて洗いましょう。それでも落ちない場合には、クリーニング店に出すことも検討してみてください。

血液がついた服を洗う場合の注意点

ここからは、血液がついた服を洗う場合の注意点を紹介します。

お湯は使わない

油汚れや皮脂汚れに対しては、水よりもお湯の方が汚れを落としやすい傾向にあります。しかし、血液に関しては、お湯を使うことによってタンパク質が凝固するため、汚れを落としにくくなるため注意しましょう。

洗濯表示を確認する

洗濯する前には、必ず衣類の洗濯表示をチェックしましょう。中には、家庭内で水洗いをしてはいけないものもあるため注意してください。洗えない服や色柄物については、クリーニングに出したほうが安心です。

服に血液がついても、慌てずに対処しよう！

本記事では、服についた血液を落とす方法を紹介しました。血液には、タンパク質成分が含まれているため、時間が経てば経つほど酸化が進んで固まってしまいます。衣類に血液がついたら、できるだけ早く洗いましょう。外出先ですぐに対処できないという場合や、すでにシミになっているという場合には、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。