子供は、手加減なく元気いっぱいに外遊びを楽しむので、すぐに洋服が汚れてしまいますよね。また一生懸命に食事をしているうちに、食べこぼしてしまうこともあるでしょう。そこで本記事では、子供服の汚れの落とし方を徹底解説します。外出時に役立つ応急処置法も併せてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

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子供服の汚れの種類と落とし方

子供服の汚れの種類はさまざまで、汚れに合った落とし方を選ばなければなりません。ここでは、汚れの種類別に洗濯方法を紹介します。

水溶性の汚れ

飲み物や汗、しょうゆなどの水溶性の汚れは、乾燥すると落としにくくなるため、できるだけ早く落とす必要があります。まずは、固形物をきれいに取り除いてから裏側にタオルを当て、濡らした布巾でトントンと叩きます。汚れをタオルに移すことができたら、早めに洗濯してください。

油性の汚れ

油を含む食べ物やクレヨン汚れなどは、クレンジングオイルや食器用洗剤を直接汚れに馴染ませましょう。歯ブラシなどを使いトントンと叩いたら、ぬるま湯でしっかりすすいでください。油性の汚れを落とす際のポイントは、先に水で濡らさないことと、冷たい水を使わないことです。また、すすぎが不十分だと輪染みの原因になるため注意してください。

タンパク質汚れ

血液や便などのタンパク質汚れは、アルカリ性の洗剤を使ってできるだけ早く落としましょう。強いアルカリ性のものや、酵素入りのものはより落としやすいためおすすめです。どうしても落ちない場合には、酸素系の漂白剤を入れた水につけ置きしてみてください。

 

また、タンパク質汚れを落とす際の注意点は、お湯を使わないことです。タンパク質の成分は熱によって凝固する性質を持っているため、汚れが余計落ちにくくなります。

不溶性の汚れ

水にも油にも溶けない不溶性汚れの代表は、泥汚れです。子供の服が泥だらけになった場合には、一度しっかり乾燥させ、ブラシを使って砂の粒子をかき出しましょう。ある程度泥や砂が取れたら、酸素系の漂白剤を溶かしたぬるま湯につけ置きし、通常通り洗濯します。汚れが気になる場合は、すすぎの回数や水量を増やしてください。

ナチュラル系の洗剤を使った汚れの落とし方

子供が小さいうちには、洗濯時の洗剤にこだわる方も多いようです。ここでは、粉末漂白剤、重曹、セスキ炭酸ソーダを使った落とし方を解説します。

粉末漂白剤を使った落とし方

子供服の汚れは、食べこぼしなどのシミ汚れがほとんどです。シミ汚れには、粉末タイプの漂白剤が効果を発揮します。粉末漂白剤を溶かしたぬるま湯でつけ置きをした後に、洗濯機で洗いましょう。シルクやウールなどの自然素材に使用する場合は、弱酸性で液体タイプの漂白剤を使ってください。

重曹を使った落とし方

汗や皮脂、ミルク汚れによる黄ばみは、重曹を使用することできれいになることがあります。小さじ1の重曹と小さじ2の酸素系漂白剤を混ぜ合わせて重曹ペーストを作り、歯ブラシにつけて汚れに叩き込みます。次に、汚れの部分をドライヤーの温風で温め、クエン酸水（クエン酸小さじ2＋水100ml）をかけてください。化学反応が起きて泡が出てくるのでしばらく置いた後に洗い流し、通常の洗濯を行いましょう。

セスキ炭酸ソーダを使った落とし方

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも水に溶けやすいため、通常の洗濯洗剤の代わりに使用することができます。30Lの水に対して大さじ1のセスキ炭酸ソーダをよく混ぜ、洗濯物を投入しましょう。2時間〜3時間ほどつけ置きしたら、通常通りに洗濯してください。

出先で汚れた場合の応急処置方法

洋服の汚れをきれいに落とすためには、いかに早く対処するかが大切です。ただし、おしぼりなどを使ってゴシゴシこすってしまうと、シミを広げてしまったり、繊維を傷めてしまったりする原因となります。優しく押さえながら拭き取るようにしましょう。

 

また油性汚れの場合は、ハンドソープをシミに馴染ませ、濡らしたティッシュペーパーでシミを移し取るのも効果的です。応急処置を行ったとしても安心せず、帰宅したらすぐに洗濯してください。

汚れやすい子供服をきれいに洗おう

本記事では、子供服が汚れた場合の対処法を解説しました。子供服の汚れは、汚れに合った落とし方を選び、できるだけ早く対処することが大切です。ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、気になる汚れを落としてみてください。